ウィメンズ・クリニック大泉学園勤務
医事課 算定 Iさん
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・ 保有資格 : 医療事務
・  医療現場は未経験
・  派遣からの転職者


 Q.1 入社したきっかけはなんですか?

私は派遣で医療事務として、ウィメンズ・クリニック大泉学園開院の翌年(2006 年) にこちらに来ました。医療サービスへ正式に入社したのは2009 年です。派遣当時からずっと大泉で勤務しています。

 Q.2 ウィメンズ・クリニック大泉学園はどんなクリニックですか?

不妊専門の治療を行っています。スタッフは総勢40 名を超えました。
・事務スタッフは受付3 人、算定3 人の計6 名です。
・医療スタッフはドクター、ナース、看護助手、エンブリオロジスト(胚培養士)、臨床心理士、メディカル ・ アシスタントです。

 Q.3 大泉のスタッフはどのような雰囲気ですか? 

診察時間が長く大変な時もありますが、小さな失敗も前向きにとらえ、スタッフみんなでフォローし合っています。ですから、仕事でめげたりくじけそうになる時は無いですね。患者様もスタッフも本当に良い人なので、環境が良くて働きやすいです。体力的に疲れた時は自分に「がんばれ ! がんばれ ! ! 」 と言い聞かせて乗り越えます。

 Q.4 繁忙期はありますか?

最近は常に繁忙期です。一週間では月 ・ 土曜、休みの前後が特に混雑します。クリニックが休みだと体外受精が出来ないので、長期休暇前は患者様の来院が減る傾向にあります。

 Q.5 患者様はどんな方が多いですか?

赤ちゃんが欲しくてもなかなか授からない方です。タイミング指導を受けたい方、紹介状を持って転院されてくる方、体外受精をしたい方など様々です。ご夫婦で通われる方も多く、ご主人が協力的で「夫婦2 人で頑張る 」 「自分も一緒に聞く 」 という姿勢が伝わってきます。
大泉は完全予約制では無く、基本的に待ち時間が長いのですが、診察の一時間後に検査結果が出る事もあり、みなさん常識を持って待たれています。検査の結果が出るまで外出される方もいたり、時間を上手に使われていています。性格的にはみなさんとても穏やかで優しく、逆にピリピリしている方は本当に珍しいです。

 Q.6 患者様からよく聞かれることを教えてください。

・ 不妊治療の助成金について。治療期間や書類を出すタイミング、助成される金額など。
・ 治療や次の診察の内容など。
・ 特に初診の方からは「月経の日に行っても大丈夫ですか?」 「夫も一緒に行った方がいいですか ? 」 と訪ねられます。
・ 電話では妊婦さんから身体の症状について問い合わせを受ける事もあるので、必要事項とこまかい症状を伺い、ナースに確認してお答えしています。

 Q.7 大泉に通われる患者様の教室への関心は高いですか?

新規の患者様を対象にした新患教室は定員20 名ですが、毎回わりと満員に近いです。体外受精を行う患者様はステップアップ教室への参加が必須となりますが、こちらは毎回キャンセル待ちの患者様が出てしまいます。リラクゼーション教室は週に一度で、アロマやストレッチで心身をリラックス出来る内容です。心理士が主催するお話会は月に一度ですが、テーマが毎回違うので同じ悩みを持つ方々で不安を分け合ったり情報共有する場所になっています。また、15 分無料カウンセリングは心理士のスケジュールが空いた時には臨時で行われることもあり、カウンセリングに対して身構えてしまう患者様にも気軽に受けて頂けるので好評です。

 Q.8 業務内容を教えてください。

私は3 人いる算定のうちの1 人で、算定業務と受付補助を行っています。算定の他に会計やレセプト、売上金を銀行に持って行ったり両替を行う日もあります。朝はまずレジに釣銭を準備、精液検査やカウンセリングなどの領収書の準備、カルテの準備、日付印の確認、院内に音楽を流したり、必要品の発注などを行います。日中は算定、会計、電話対応が中心ですね。午前の終わりに、一度伝票や入力などの点検をします。一日の終わりに、最終のレジ締めを行い、日計収支を入力してメールで報告します。ちなみに、大泉の患者様は診察代の多少に関わらず、クレジットカードでの支払いが多いですね。

 Q.9 算定業務の中で慎重になる場面はありますか?

薬の三重チェックです。二重チェックをナースが行い、算定が三回目のチェックをします。最後の砦となるので神経を使いますね。

 Q.10 受付業務で大切にしていることはなんですか?

・ いろいろなことへの気付き
・ 患者様に寄り添い一緒に考えること
「なにか(不安なことや分からないことなど)ありますか?」と常に目を配ります。少しでも通いやすいクリニックになるように努めています。とくに初診の方は通院されることを強く不安に思われることが多いので、心理士が声掛けを行っています。不妊についてや家庭の不満などを心理士が受け止め、ドクター・ナース・事務スタッフが連携することで、患者様の心のケアを個々に行い、ひとりひとりとのふれあいを大切にしています。長く通う方にとってもアットホームな場所となれるように、気持ちに寄り添い、事務的なこと以外にも心のつながりを持って接しています。

 Q.11 受付業務の中で慎重になる場面はなんですか?

・ お子さまを連れた患者様が来院された時ですね。他の患者様の目線もありますので気に掛けます。
・ 体外受精の判定後。結果が残念だったとき、患者様はドクターやナースの前で泣いていても、診察室を出れば平常心なので、こちらもいつも通りにお会計するようにしています。患者様が別室で号泣されている場合はそちらに伺って個別にお会計対応をしています。結果が喜ばしいものであっても、やはり他の患者様の目線がありますので、お祝いの言葉を過度には口にしないようにしています。

 Q.12 仕事への自信はありますか?

9 割ほどです。9 年いますので事務的なことはある程度自信を持って出来ます。ただ、接客面ではお声掛けに悩む時もあります。「患者様ひとりひとりに目が行き届いているかな? 」 と自分に問うようにしています。

 Q.13 自信を持つきっかけになった出来事はなんですか ?

医療機関で働くのは初めてでしたので、大泉に来てからひとつひとつ体験して覚えました。入社すぐに算定の先輩が異動することが決まり、一ヶ月でひとり立ちすることになったので、もうとにかく必死でした。「今のうちに聞いておいてね 」 と言われても、何が分からないのかをまず把握しなくてはいけません。先輩の異動後はレセプトを一人で行っていた時期もあり、分からないことは清瀬(当時のきよせの森総合病院)に電話して聞きながら覚えました。未経験と孤独でつらかった分、仕事が身につきましたね。今は算定も増員されたので、つらいこともないし大丈夫ですよ。

 Q.14 もっと頑張らなきゃいけないと思った出来事はありますか ?

診察が終わりドクターが帰ろうとした時、患者様から「私まだ呼ばれてません」と申し出があったこと。患者様の待ち時間が長いのが当たり前になってしまい、クリニック全体にもゆとりが無かったため、その患者様に気付けなかったことを痛感しました。それ以来、余裕を持って業務にあたろうと心がけています。

 Q.15 自分に自信はありますか?

う~~ん…今は3 割ですかね。仕事を除いてしまうと少ないですね。一年ぐらい前から、認知症の母の介護をしています。母ははたから見ると認知症だとは分からないので外では「毎日スイミングに通ってる」なんて遠い昔の話もしていますが、実際は一年半前に辞めているんです。母の病気は仕方の無いことで、その症状にイライラするのは良くないことだと分かってはいても感情的になってしまう時があります。だから私には仕事が無い状況はつらいですね、働いていると仕事のことも家のことも頑張れます。

 Q.16 この会社で働いて良かったことはなんですか?

この歳で良い職場に巡り会えたことです。長年通院された方から感謝の手紙を頂いたり、赤ちゃんの写真がついた年賀状を頂くこともあります。また、「通いやすかったです」「スタッフの皆さんに助けられました」と直接お声掛け頂くことがあったり、特に用事が無いのに大泉までいらして「無事に産まれました~」と顔を見せに会いに来てくださる方もいらっしゃったり、本当に気持ちが励まされますね。『患者様の笑顔や悲しみに寄り添って、送り出す』ということに日々やりがいを感じています。

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